ドラマ化が期待される漫画「相続探偵」。
2021年8月に単行本2巻が発売され、月刊誌のイブニングで連載されていた人気漫画です。
今回はその「相続探偵」の2巻・第8話(第8.5話)のネタバレと感想を書いていきます。
前回、第7話では、灰江、令子、葉月の3人に睡眠薬を飲ませ殺害しようとしていた兄・足高。
今回第8話では、どうやって眠りから目覚めるのか?
そして、しっかりと3人は生還できるのか?
最後の足高の結末はどうなるのか?
探偵相続第8話「鎌倉と屋敷と兄妹と」が完結します!
どうハッピーエンドを迎えるのか。
一緒にみてみましょー
レッツゴー。
この記事で書かれている内容
相続探偵8話:「鎌倉と屋敷と兄妹と」のあらすじ・ストーリー
歴史ある鎌倉の実家の相続を巡って兄に不信感を抱いた妹からの依頼。教師である夫が教え子と浮気をし離婚をし、家なき子になる葉月と翔太。灰江の提案により名家である鎌倉の実家を頼るが、両親は数ヶ月前に事故で高い。家の遺産を兄の足高とめぐる。
相続探偵8話:「鎌倉と屋敷と兄妹と」の登場人物

『灰江相続調査事務所』
●灰江 七生(はいえ なお)
・私立探偵
・借金大魔王
●三富 令子(みとみ れいこ)
・元医学部生
・車、バイクなどを改造するのが趣味
●朝永(ともなが)
・元警視庁:科捜研のエース研究員
・FXなどの投資で儲けている
●城丸 葉月(38)
・妹
・旦那とは離婚
●城丸 翔太(5)
・葉月の息子
●城丸 足高(40)
・兄
・事故で亡くなる前、両親の面倒を一人でみる
相続探偵8話:「鎌倉と屋敷と兄妹と」のネタバレ

足高の悪巧み
寝ている3人を蔵に入れる足高。
漏電を装って、裸の電線の所に、発火する液体を垂らした。
外に出た足高は、恐らくヤクザであろう者に電話をする。
「もしもし、足高だ。訳あって3人燃やす。今、鎌倉の屋敷の蔵に閉じ込めた。売却時多少のケチがつくが別に構わないよな?」
と。
「・・・金目のもの欲しさに勝手に蔵に忍び込み火事に遭って死亡。俺はたまたま外れていた鍵をかけただけ・・・」と
殺害のシナリオを作り、高笑いをして蔵をあとにした。
燃えてる蔵の中で、煙によって目を覚ます葉月。
急いで2人を起こし、嵌められたことを悟った。
どこか逃げる場所がないか必死に考える灰江。
風の音が聞こえ、煙が吹き込んでいるのを見つけ、重たい物をぶつけて壊したのだった。
灰江らの脱出
消防車に火消しをされた後、先祖代々の蔵が燃え、ショックなフリをしている足高。
中に人はいないが、もともと漏電気味の建物だったと説明し、後悔しているフリをしているが、後ろから
首元に水平チョップを喰らわされた。
ススにまみれて3人が生きていたのだ。
「おまわりさん!すぐにこいつを逮捕してください!こいつ私たちを蔵に閉じ込めて焼き殺そうとしたんです!」と令子が叫ぶ。
しかし、足高は、
「相手にしないでください、おまわりさん、彼らは数時間前にうちに来た客人ですが、少し金にガメツくてね。平気で嘘をつくんですよ。」
と演技をかました。
それを聞いた灰江は、
「ふっふっそれがですね、さすが旧家といったところですかね。蔵の中にいざという時、裏山に逃げるための抜け穴があったんですよ。おかげて急死に一生を得ましたよ。」
「なんにせよ、詳しく調べればどっちが嘘をついているかすぐにわかること。」
とおまわりさんに説明をした。
いよいよ負けを認めた足高は、
「クソが・・・葉月、昔からいつもお前は俺の邪魔しやがって・・・この期に及んでまだ邪魔立てするとはな!お前みたいな愚鈍な人間は本当に、人の足を引っ張ることしか脳がないんだな!」
と激怒する。
「まぁいい。どうせお前のことだ。またすぐに全部失うに決まってる。家の管理で2千万円なんざすぐに消し飛ぶ。お前に資産運用なんか出来やしない。その汚い格好で道を這いずり回る負け犬生活に逆戻りさ」
と追い打ちをかける足高。
「あいにくですが、、、ご心配には及びませんよ足高さん。先ほど見つけたものがあるんでねぇ。」
と灰江と葉月は金の大判小判を見せた。
例の抜け穴にこっそりと隠されていたのだ。家を売るなという言い付けはこのことだったんですかね?と足高に問う。
「ところで足高さん、『相続欠格』ってご存知です?」と聞く。
「葉月さんに対する殺人未遂の罪で刑に処せられたらあなたの相続権を失うんですよ。」
それに続いて葉月が、
「お兄ちゃん。・・・私たち別れの盃、交わしたよね。だからこれからどんな人生を送ろうとあなたには関係のないことです。私は私の大切なものを守っていく。・・・だからお兄ちゃんもきちんと罪を償って」
と別れの挨拶を交わしたのだった。
事件後の灰江の事務所にて(第8.5話)
事件より半年後・・・。
「全てハイエさんのおかげです。本当にありがとうございました!」
と事務所に葉月と息子の翔太が来ていた。
葉月は、蔵で見つけた大判小判を少し換金して、そのお金を資金にして焼けた蔵でラーメン屋を始めようとしていた。
「ところで葉月さん、隠し財産のことって・・・ご存じだったんですか?」
と灰江の疑問をぶつける。「いえまさかっ!」
「じゃあなぜあんなに頑なに売却拒否をしたんです?」
「祖父だけが・・私の結婚に賛成してくれたんです。」
「いつも迷惑かけてばかりだったのに、祖父だけがいつも味方で、その祖父が『この家は絶対に手放しちゃダメだよ。先祖代々守ってきたから今度は葉月の手で守るんだ』って小さい頃からずっと言い聞かせてきたんです。」
だからその願いだけは絶対に叶えなきゃと思い、売却拒否をしたのだった。
「あっお礼といってはなんですが・・・」と
大判1枚を灰江に渡そうとしたが、
「いやいや受け取れないです、俺みたいな一般人が法律行為で謝礼をもらうと非弁行為でお縄になっちゃうんでね、今度またチャーシューでも奢ってくださいな」
と大判の代わりに数種類の野菜をもらった。
カッコつけた灰江に対して、令子と朝永は2人で怒った。
逃げるようにコーヒーを買いに行った灰江。
珍しいコーヒー豆を5000円分だけ買って、行き先は事務所ではなく、墓地へ。
『灰江家之墓』
そこに買ってきたコーヒー豆を置き、
「・・・生きてるうちに飲ませたかったな。」
「まあ もうちょっと待ってて、父さんの遺志は泣かせないからさ」
といい、墓を後にした。
「鎌倉と屋敷と兄妹と」編。fin。
相続探偵8話:「鎌倉と屋敷と兄妹と」の感想と考察
はい、相続探偵第8話「鎌倉と屋敷と兄妹と」のネタバレでした。
葉月はしっかりと兄の足高と別れの盃を交わし、きれいにおさらばできましたね。
にしても相続欠格になったので、家も土地も2250万円も手に入った感じですよね。
ひもじい生活をしていた葉月さんと息子の翔太君、本当によかった!
最後の最後で灰江が自分の父親の墓に行きましたが、
父親の遺志とはなんなのか。これまた今後のストーリーが楽しみですね!
ヤクザ繋がりで最後はどうなるかと思いましたが、
抜け穴があってスッキリ。簡単には死なないハイエナ君ですからね。
これにて、「鎌倉と屋敷と兄妹と」編が終了しました。
次話からはまた別のストーリーに入ります。
またお会いしましょう。
ではまた。