ドラマ化が期待される漫画「相続探偵」。
2021年8月に単行本2巻が発売され、月刊誌のイブニングで連載されていた人気漫画です。
今回はその「相続探偵」の2巻・第7話のネタバレと感想を書いていきます。
前回の第6話では、兄の足高の言い訳に対して、灰江が証拠を次から次に論破していったところが見どころでしたね。
今回第7話では、
話の流れを変えた葉月さんの家を売りたくないをどう処理していくのか?
足高はさらにどんな言い訳や策を展開してくるのか?
それらに対する灰江や令子、朝永の攻撃は?
と佳境を迎えるにあたってどんどん面白くなるストーリー。
それでは、相続探偵第7話、「鎌倉と屋敷と兄妹と」のネタバレいってみましょー。
レッツゴー。
相続探偵7話:「鎌倉と屋敷と兄妹と」のあらすじ・ストーリー
歴史ある鎌倉の実家の相続を巡って兄に不信感を抱いた妹からの依頼。教師である夫が教え子と浮気をし離婚をし、家なき子になる葉月と翔太。灰江の提案により名家である鎌倉の実家を頼るが、両親は数ヶ月前に事故で高い。家の遺産を兄の足高とめぐる。
相続探偵7話:「鎌倉と屋敷と兄妹と」の登場人物

『灰江相続調査事務所』
●灰江 七生(はいえ なお)
・私立探偵
・借金大魔王
●三富 令子(みとみ れいこ)
・元医学部生
・車、バイクなどを改造するのが趣味
●朝永(ともなが)
・元警視庁:科捜研のエース研究員
・FXなどの投資で儲けている
●城丸 葉月(38)
・妹
・旦那とは離婚
●城丸 翔太(5)
・葉月の息子
●城丸 足高(40)
・兄
・事故で亡くなる前、両親の面倒を一人でみる
相続探偵7話:「鎌倉と屋敷と兄妹と」のネタバレ

遺産分割協議書まとまる
「この家は絶対に売りたくありません!」
と考えを変える葉月。
「えっ葉月さん、固定資産税に都市計画税、補修費だって、正直半端ないと思いますよ。惜しい気持ちはわかりますけど、売ってしまった方が・・・」
と冷静に諭す令子。
しかし、
「こっこの家は岳は先祖代々手放してはならない・・・私たちはずっとそう言われて育ってきたんです、約束を破るわけにはいきません」
と感情論で訴えてきた葉月。
失笑する兄の足高。
「ふっそんな金お前のどこにある?いい加減自分の短絡思考と頑固さを手放したらどうだい?」
と呆れていう。
令子は、FXで大儲けてるんだから足高さんがチョちょっと出してあげればいいじゃないですか! というが
「・・・投資の世界をなめるな。FXは一夜にして億万長者が破産する世界。無駄なことに使う金は一銭もない。」
と厳しい表情で令子を睨みつける。
「一度転落した人の言葉ってのは実に重みが違いますねぇ」
と灰江はいう。
どうやら足高は、3年半前にFXで大負けをしていたらしく、サラ金でざっと1000万円、闇金に8000万円、ざっとのべ総額9000万円もの借金をしていた。
しかし、その借金はすでに全額返済しているから赤の他人に文句を言われる筋合いはないと言い張る足高。
「では、9千万円の出どころは?」
と親の通帳を見せてもらうことにした。
そこには、3年前に一括で9千万円がどんと一気に引き下ろされている証拠があった。
これは父が勝手にしたことで、返す必要がないと生前言っていたが、
「借金の肩代わりをしてその求償権を放棄した場合は、『財産の生前贈与に当たるんですよ」と灰江が説明した。
肩代わりの結果、両親の貯蓄がほぼ0になったわけで、本来葉月さんがもらうべき財産がなくなってしまったのが理由である。
「この家も1億5千万で売りに出されているとは言え、価値は0かもしれない」
「足高さんが生前贈与としてご両親から貰い受けた9千万円、そのうち本来葉月さんがもらうべき遺留分の額、2千250万円を足高さんから葉月さんに払っていただきたいですね。」
と灰江は交渉に出た。
「だいたい葉月は両親と絶縁状態で、両親の老後も見ず、死んだことも全く知らなかったような人間ですよ?いまさら遺産の権利をだなんて・・」
と兄の足高が反論すると、
「お気持ちはわかりますが、絶縁と言っても何か法的手続きをとられた訳でもないので」と正論を言い放つ灰江。
ハハハッハハハハハッ
と笑い出し、「・・わかった、参ったよ探偵さん。降参だ」
と負けを認めた足高であった。
兄・足高の悪巧み
「葉月、この家も2千250万円もお前にやろう」
「その代わり俺は今後一才この家のことに関与しない。それだけあれば補修費も税金も払えるだろう。」
と結論づけた兄・足高。
場面は変わり、息子の翔太とゲームをしていた朝永。
FX仲間からこう連絡が来た。
と連絡がきて、すぐさまに灰江に電話する朝永。
・・・・・鎌倉の実家では、足高が一杯やりませんか?と提案していた。
鎌倉の地ビールで乾杯する4人。(令子は車のためお茶を淹れてもらう)
足高は葉月に
「これが本当の別れの盃だ。すべて水に流して終わりにしよう」
と乾杯をした。
朝永からの電話に気付く灰江。
しかし時すでに遅し。
・・・・急激に眠くなり、電話を出る前に眠りについてしまったのだ。
「まったくしつこいハイエナ共だよ。身のほども弁えない欲だらけの汚いケモノはさっさと処分しないとね。」
とうすら笑う兄の足高であった。。
to be continued……….。
相続探偵7話:「鎌倉と屋敷と兄妹と」の感想・考察
はい、相続探偵第7話、「鎌倉と屋敷と兄妹と」のネタバレでした。
すんなり降参したかと思いきや、睡眠薬を入れて飲ませるとか、完全にヤクザでしたね。
FXの世界、裏の世界は怖いですねぇー。お金の力でガメつくなって、実の妹さえも殺そうとしてるんですからね。
葉月さんが家を売りたくないって話が変わってから、話の流れで9000万円の借金の肩代わりの話を持ちかける灰江氏、凄まじい能力ですよね。
奥の手を最後の最後まで隠していたのか、結末が変わりそうだったからそれをもとにまた交渉したのかわかりませんが、もしかしたら、はなからしっかりと家と土地と2250万円をもらう計画だったのかもしれませんね。
朝永のFXのつながりの情報もやばいし、灰江氏の足高の借金を調べ上げる情報もやばいし、さすが探偵って感じがありましたね。
そこまで調べていたのですか。。。と何度も足高を挫折させるところとか見応えありましたね。
次回は眠らされた灰江たち3人はどうなるのか、とても楽しみですね。
相続探偵第7話、「鎌倉と屋敷と兄妹と」のネタバレ感想でした。
また次話であいましょうー
ではまた。