相続探偵

相続探偵4話のネタバレと感想。或る小説家の遺言編④。

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ドラマ化が期待される漫画「相続探偵」。

2021年5月に単行本が発売され、月刊誌のイブニングで連載されていた人気漫画です。

今回はその「相続探偵」の1巻・第4話のネタバレと感想を書いていきます。

第3話では、灰江たちによる証拠が次々と出てきて、一気に形成逆転になりました。

ですが、その証拠の中で一番重要な遺言書が同じ日付でもう一枚出てきました。

相続探偵の第3話のネタバレを今すぐ読む

どちらが古く、どちらが新しいのか。

それをどう暴くのか。

或る小説家の遺言編の締めを飾っていただきます。

さぁ、どういう結末になるのか。

張り切っていきましょう。

レッツゴー。

PAKA
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ミステリーや推理、サスペンス、予想のつかないマインドファックや大どんでん返しの漫画や映画が大好き。おすすめの漫画を紹介します。

 

相続探偵4話のあらすじ・ストーリー

原作:西荻弓絵さん 漫画:幾田 羊さん

人の数だけ相続があり、相続の数だけ事件がある。今日もまた大御所ミステリ作家の葬儀の場で、遺産をめぐる熾烈な「争族」が始まった。葬儀の場で上映されたビデオ遺言をきっかけに、作家の三人娘VS.秘書の仁義なき戦いのゴングが鳴ったのだ。そんなきな臭い匂いにつられてやってきた一人の探偵、名は灰江七生(ハイエナオ)。相続にまつわるトラブル専門の探偵だという灰江は、ハイエナの如き嗅覚で、作家が遺した「遺言」の秘密を暴き出すーー! 前代未聞の相続ミステリ、ここに開幕!

引用:まんが王国公式ホームページより

 

相続探偵4話の登場人物

『灰江相続調査事務所』

●灰江 七生(はいえ なお)
・私立探偵

●三富 令子(みとみ れいこ)
・元医学部生

●朝永(ともなが)
・元警視庁:科捜研のエース研究員

●故 今畠 忍三郎
・ミステリ作家の大御所、小説家

●桜庭 真一
・今畠 忍三郎の秘書

●榊原市香(さかきばら いちか)(36)
・今畠 忍三郎の長女

●跡見双葉(あとみ ふたば)(34)
・今畠 忍三郎の次女

●今畠 美樹(31)
・今畠 忍三郎の三女

●福士 遥
・今畠 忍三郎の顧問弁護士

●下島 美代子さん
・今畠 忍三郎のお手伝いさん

 

相続探偵4話のネタバレ

本物の遺言書の証明

「今畠先生の遺産を泣かせるような真似はこの灰江が許さねぇよ」

「ちなみにこんな風になることを今畠先生はちゃんと見越していたんですよ。」

「いつもは原稿を万年筆で書かれる今畠先生が、なぜ大事な遺言書をボールペンで書いたか。」

すると、とーっても小さい声で朝永が喋り出した。

「ボソ・・ボソ・・・ボソ・・・」

みんなから批判を喰らう。もっと大きい声でと。

「これはフツーのフラッシュライトです。福士氏が保管していた遺言書をAとし令子氏が書斎で見つけた遺言書をBとします。」

ライトを横から当てると、Aの遺言書はまっさらで、Bの遺言書はAの筆圧がくっきりと残っていた。

つまり、Bの白紙の上にAの白紙があり、Aを書く際にわざとボールペンで筆圧をかけ、Bの紙に痕を残し、Bの遺言書が後から書いたものだとはっきりと判るようにしたのだ。

「ですから桜庭さん、お嬢さん方、書斎に残されていたこの遺言書Bこそが故人の遺した最後の遺志です」

と灰江は締めくくった。

「ああああああああ!畜生!あの野郎!」

「最後の最後まで!俺がどんな思いで!どんな思いで!あんたに長い間仕えてきたと・・・!」

と秘書の桜庭が叫んだ。

 

桜庭は過去に今畠先生とこんなやりとりをしていた。

「それで・・・次回の桜田探偵は一体どこでSMするんです?」

「あぁ『SM探偵』はもういいんだ。実は最近、いいネタを見つけてね。おかげで筆が進んで仕方ない」

「またこの感覚に出会えるとはね、おかげで病気のことを忘れそうだ」

と笑顔で言う今畠先生。

「あ・・あの・・・『もういい』って・・では『SM探偵物語』の続きは?」

「だから言っただろう。飽きた。」

「『SM探偵物語』シリーズはもう終わり。桜田慎ニはもう書かない。」

とすでに次の作品に思いが向いている今畠先生。

そんな彼を、頭に血が上った秘書の桜庭氏は杖を上から振り下ろしたのだった・・・。

 

「・・・あの人は所詮、どんな親しい人もどんな大事なキャラクターも・・気軽に捨てられる玩具にすぎないんだ」

と悲しい表情で話す桜庭氏に向かって

「いくらあんたが尽くしたとしても、同情の余地があったとしても、今畠先生の人生は今畠先生のものだ。」

「今畠先生の人生を踏みにじったことは許されない。」

と厳しい言葉をかける灰江。

睨んでいるわけでもなく、厳しい表情でもなく、同情するでもなく、熱い思いを伝えてるような表情だ。

「と、同時に桜庭さん、あんたの人生はまだまだ続くんだ。これから自分の人生を大事に生きることっすね。」

と灰江は言った。

「灰江七生、お前だって本当はいずれこうなっていた。」

と桜庭氏は捨てセリフ、意味深な言葉を言った。

 

灰江事務所にて

場面は変わり。灰江の事務所にて。

携帯で、元カノアルバムを見てニヤニヤしている灰江に向かって、令子は言う。

「てかハイエ先生?あそこまで手間暇かけたんなら謝礼をちゃんともらうべきでしたよね?今畠家から」

と灰江に詰め寄っていると、

ピンポーンと今畠家のお手伝いの下島美代子さんが来た。

「あの・・実はご相談が・・・私・・・頂いた遺産をお返ししようと思うんです。」

灰江も令子も驚く。そりゃまたどうして。

「・・・桜庭さんの虐待に気づいていながら見て見ぬふりをしろと今畠先生に言われて、結局本当に何も動かなかったこと後悔しているんです。」

「とても・・・遺産を頂ける立場にないと思います。」

と、胸の打ちを正直に打ち明ける下島さん。心優しい、本当にできた人間だ。

すると灰江は別の提案をする。

「じゃ こういう考え方はどうです?」

「下島さんはおっしゃらないけど、今畠先生に普段いろいろ振り回されたこともあったんじゃないです?」

「だって今畠先生は僕たちにあんなに鷹揚(おうよう)ないい人でしたけど、一方である意味とてもエゴイストだった。」

「そして先生はそんな自分をどこかで後悔していて、その謝罪と感謝の意味を一億円に託した・・」

と灰江は説明する。

「遺言ってのは、永遠に沈黙してしまった故人のひとつの明確な最後の遺志なんですよ」

三姉妹には生前に3億円ずつ贈与があったし、桜庭氏の給料のことも含めてきちんと均等になる計算を今畠先生ならしていただろうと、灰江は推測する。

「あとこれは元カノが言ってたんですけどね・・金は使わないとただの紙切れだって。使って初めて意味が出るってね」

と笑し話で締めた灰江。

それを受けて「そうですね。やはりありがたく使わせていただくことにします。」と下島さんの顔は晴れた。

 

実は灰江、

今の事務所の立ち上げで三百万円を今畠先生に借りていたらしく、借用書もなく、今畠先生が亡くなったため踏み倒したのであった。

そこで下島さんが思い出したかのように、ひとつの封筒を取り出した。

ハイエさんに会うことがあるなら渡して欲しいと言われていた、その中には

「相続探偵」

という、今畠先生が書いていた新作の原稿が入っていた。

もちろん自分、灰江先生、桜庭氏、三姉妹が名前を変えてモデルとして登場していた。

 

灰江は夕焼け空を見ながら言った。

「今畠先生、三百万、モデル料ってことでよろしくです」

 

或る小説家の遺言編。fin。

 

相続探偵4話の感想・考察

PAKA
PAKA
結末がハッピーエンドー!!!

 

はい、相続探偵第4話、ネタバレ、いかがでしたでしょうか。

ついに小説家の遺言編が完結しましたね。

気になるところは3つありました。

・元カノ誰ーーーーー!!

・最後の桜庭氏のセリフなにーーーーー!!!!

・遺言書の判別ちょっとしっくりこない。

 

いやー、元カノ気になりますね。

今畠先生に気に入られてる、元カノアルバム見てニヤつく、元カノから教わった金は使うと〜という教えを伝える。

元カノのこと忘れなさすぎの未練タラタラ男なんですね。

そんな灰江も人間的で好きですがね。w

 

最後の桜庭氏のセリフは、これからのどこかで回収して欲しいですね。

「灰江、お前はいずれこうなっていた」ですからね。

桜庭氏のようにいじめてたってこと?それとも遺産を必死に貰おうとしたってこと?

これが何かの伏線だったら最高に面白いですね。灰江の過去編で繋がればいいですが、まだ何とも言えませんね。

 

遺言書について、

結局Bの白紙の上にAの紙からボールペンで書き、その後にBの紙に万年筆で書いたってありますが、

Bの遺言書(万年筆で書いた本物)を先に書いてから、その上にAの遺言書(ボールペンの偽物)を重ねて書いてもBの紙に筆圧残るよなと。

よってAの遺言書の方が後から書いたから本物になり得るよなと。

ちょっと捻くれてますが、これは結局、本物をボールペンじゃ書かんだろぃってなるんですかね。

万年筆の方が確かに本物っぽいですから、あの場にいる全員がそれで納得したのかもしれないですね。

どっちがどっち?ってなりそうですが、万年筆が本物じゃい!で済ませておきましょうか。

 

はい、こうして小説家の遺言編は終わりましたね。

はい、とっても良かった。

灰江先生の金にがめつく無いところ、なんかスマートで紳士で好きですねぇ。

その下で働いている令子はコントロールするの大変そうですけどね。

にしても、昔仲の良かったワイン仲間の葬儀で、仕事に繋がるような出来事に発展するって、灰江先生持ってますよね。

全くの赤の他人ではなかったから、報酬を受け取るのも気が引けたんでしょうか。

でも、最後にもらった新作の原稿。あれは売るのかな?小説にするのかな?その後の行動も灰江先生に委ねられていますよね。

そこら辺を妄想させてくれるあたり、余白を持たせてくれるあたり、好きです。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

では、また次回会いましょう。

ではまた。